やな、お祭り、そして発熱、最後は地獄

miwa3852007-08-27

昨日はよく寝た〜。やっと体を伸ばしてゆっくり眠れたぞ。7時過ぎに起床し、7時半に朝食。と、そこまではよかったけど、なんとなく体がまだだるい。温泉に入るのはやめて少し寝かせてもらおう。布団でゴロゴロしていたら、シーツ交換と部屋の掃除をしたいと宿の方が…。仕方なくやっぱり私もみんなと一緒に温泉に入ることにした。混浴があいていたのでみんなでタオルを巻いて入った。昨日とは違って明るいので益々プールのような気分で子供達ははしゃいでいる。私は温かい方のお湯にずっと入っていて、それでも寒く感じたのでどんどんお湯を足していたらTくんが熱すぎるんじゃない?とのこと。そう?まだ寒いぐらいだけど。やっぱり具合が悪いのかしら…。部屋の掃除が終わった頃を見計らって私だけ先に出ることにした。
みんなが戻ってから支度をして11時過ぎに宿を出発。Y夫妻が調べておいてくれた鮎のつかみ捕りをしに、『堀之内やな場』へ。でも実際はつかみ捕りはできなくて、水流をせき止めるために並べられた竹の上の仕掛けに乗って、捕らえられ魚を数匹おじさんが放してくれるのでそれを持って写真を撮る…ということしかできなかった。しかもこれをやるためにはその前にここで食事をしなくてはいけない。あまりお腹も空いてなかったし、夕飯の量が多いので、鮎飯と鮎田楽を2人前だけ注文してみんなで分けた。これはこれで美味しかったけど、鮎のつかみ捕りとしてはもうちょっと本格的なものを想像していたのでちょっと拍子抜け。
次は子供達に川遊びをさせるために、Yちゃんがやな場の人に聞いてくれた川へ移動。が、しかし、この頃から体調が明らかにおかしくなってきた。熱が出そうな痛い感じがする。おまけにウィリアムの機嫌が最悪で何が気に入らないのかずーっと泣き続けている。体がだるくて相手にできず、しばらく放っておいたところ、30分後にお水を飲んで「ごめんなさい」を言って収束を迎えた。そして遠くの方でアルバートと遊んでいたTくんの下へ「ママ!」といいながら駆け寄って熱い抱擁。Yちゃん曰く、「まるで感動の親子ご対面」だったそうな。なぜか昨日ぐらいからTくんのことをママと呼んでいる。最初は王子がふざけてYちゃんのことを「ママ」と教えたのだが、いつの間にかウィリアムにとってTくんも「ママ」になっていた…。
う〜なんかぐったりだ。でももうひとふんばり。お次は小出町で行われている小出まつり。車を降りて歩いているうちにもうどうにもならなくなり、アルバートとウィリアムに金魚すくいを1回やらせてあげただけで引き上げることに。朦朧としながらもTくんの後にくっついて宿まで車を走らせ、倒れこむように布団へ。他のみんながすぐにお風呂に行ってくれたので、子供のいない静かな部屋で一人寝かせてもらった。風薬を飲んで横になったら少し楽になり、私もさっぱりしたくてお風呂に入ることにした。女性用の内風呂にさっと入り、また部屋に戻って寝た。一人で温泉に入るなんて贅沢なことはなかなかできないので本当はもっとゆっくり入りたかったな。寝ている間に熱があがってきたので熱冷ましシートをおでこに貼り、夕飯の間もひたすら寝た。何度か目を覚ましつつ、ふと気付くとみんなも布団に入っていた。子供達を寝かせるためにひとまず電気を消して寝たようだ。テーブルの上に運んでもらった私の夕飯がおいてある。食べたい…でも起きられない…。そのうちTくんが起き出し、ご飯を食べるように勧めてくれた。布団から這い出し、食べようとするが豚汁の中の大根を食べたら気持ち悪くなってしまった。起き上がっているのも辛いので、とりあえずトイレで出すもの出しちゃえと思って行ったら貧血を起こしてしゃがみこんでしまった。しばらくして立ち上がれるようになったので部屋に戻ったが、やっぱりもう何も食べられない。Yちゃんからもらった葛根湯を飲んでまたひたすら寝た。
そしてここから地獄が始まった。しばらくは眠れたんだと思う。どれぐらいの時間が経過していたのか、ウィリアムが泣き出した。私も辛いのでしばらく様子を見ていたが、起きられないのか王子もあまり相手をしておらず、ウィリアムの泣き具合はエスカレートしていくばかり。最初は寝転んだままの状態であやそうとしたけど、ウィリアムのあまりのあばれように私の目もすっかり覚めたので起き上がり、抱っこしたり、体をさすったり、なだめすかしたり、水や食べ物でつったり、歌ったり…。TくんもYちゃんも心配してくれて色々と声をかけてくれたり、試してくれるがまったく収まる気配はない。特に具合が悪いわけでもないのにひたすら手足をばたつかせ、体をつっぱらせて泣き続ける我が子を見ていたら、理由もわからず、なすすべもなく、親なのになぜ…といたたまれず泣けてきた。そして泣き続けること約1時間半、静寂は急に訪れた。水を要求するので口にもっていってあげたところ(今までも何度も欲しがったが、渡すと今度はつっぱねるという繰り返しだった)、ようやくゴクゴクと水を飲み、ママTくんに「ママ、おみずのんだの」と笑顔で報告。ははは。ははは。もう笑うしかない。この豹変ぶりはいったいなんなのだろう?こんなにすぐに気持ちの切り替えができるあなたはまさしく王子の子だよ。すっかり機嫌の直ったウィリアムはその後バナナとブドウを平らげ、甘えながら大人のひざを渡り歩いて満足し、寝かしつけるとすぐに寝た…。ああ、子供って…。
その頃には私も熱が下がっていたので大分回復し、少し食べることもできた。どうやら王子とTくんはこれから酒盛りタイムらしいが、私はこれにてお休みなさい。もう二度と起こされませんように…。
写真はやな場にて。左からYちゃん、Tくん、王子、とその足元にアル&ウィル。このときもウィリアムは私のビーサンを履きたがって困った。子供は裸足が安全と書いてあったので履かせたくなかったけど、あまりにごねるので履かせる羽目に。思えば今日は一日怒りすぎたのかも。それで夜泣きしたんだろうな。かわいそうなことをした。これからは大目に見れるところは大目に見てやり過ごすよう心がけなくちゃ。