昨日今日と、ジョーの通夜と告別式が執り行われた。ジョーのことは親戚とジョーの友人への連絡にとどめたのに、平日にもかかわらず500人を超える方々がいらしてくださった。ジョーがどれだけの人に支えられてきたか、そしてどれだけの人がジョーの死を一緒に悲しんでくれているかを知ることができた。強い精神力の持ち主だったジョーは、家族以外には辛さを見せたことがなかったので、あまりにも突然であまりにも早すぎる死を、皆さんが嘆き悲しんでくださった。
葬儀に先立ち、メグとエイミーと３人でジョーにお化粧をし、髪形を整え、耳にお花をさし、できるだけ生前のジョーに近づけ、お菓子作りが得意だったジョーの見事な作品や家族や好きだった物の写真を棺いっぱいに並べた。棺の中のジョーはとても美しくて、水にただようオフィーリアのようだった。とても死んでいるようには見えない。寝ているだけで、今にもむくっと起き上がりそう。でも体を触ると冷たい。呼びかけても応えてくれない。出棺のとき、意識がなくてもただそこに寝ていてくれるだけでもいいと思ってしまった。姿が見られなくなることがこれほど辛いなんて。
