入院生活2日目

miwa3852006-10-16

夜中は2時間おきに血圧と体温の測定のため起こされた。救急病棟なので常に騒がしいけど、眠いのでまたすぐにZzz。部屋が明るくなったので目が覚めたけど、所持品なしで入院したため時計もなく、いったい何時なのかわからない。主治医の先生が研修医っぽい二人の医者を従えて回診に来てくれた。様子を聞かれたので、傷口(おへその下と両足の付根より少し上のあたりの合計3箇所)はつっぱって痛いし、肩のあたりが筋肉痛だと答えた。ガスが出たかどうかも聞かれるが、出てないし、出る気配もないぞ。こういう手術でもガスが出るかどうかは重要なのか??先生が去った後、尿管を入れているのになんだか尿意があって気持ち悪いので看護士に聞いてみたらちゃんと尿は出ているという。でもこんな違和感は耐えられないので早くトイレでできるようにならなくちゃ。そのためには歩けるようにならなくちゃ。まだ動けないので体を拭いてもらって手術着から病院のパジャマ(1日100円でレンタル)に着替えた。そういえば朝ごはんが出なかったなと思い、看護士に聞いてみると、なんと食事は夜かららしい。がびーん。昨日1日飲まず食わずだったので、最後に食べたのは土曜の夜に実家で食べた夜ご飯。お腹すいて死んじゃいますよ…。昨日食べてから入院すればよかった…。それどころじゃなかったけど。水とお茶は飲んでもいいとのことだったのでうがいをさせてもらってからお茶を飲んだ。喉が痛かったけど少しよくなった。
多分10時頃、エコノミークラス症候群を阻止するために夜中ずっと装着していた足に刺激を与える装置と、心電図を測る装置を取り外してくれた。どんどん身軽になっていくぞ。残るは点滴と尿管のみ。点滴はしばらく無理だろうけど、尿管は取るぞ!看護士を呼んでトイレまで歩きたいと告げる。さっき体重を測るために立ち上がったときも看護士に「すごい、普通に立ってる!」と言われたから自信はあった。多少ふらついて、ゆっくりだったけど、なんとかトイレまでたどり着いた。尿管をとってもらって無事トイレで用を足すことができた(生々しくてごめんなさい…)。
面会開始時間の11時頃、王子と母が来てくれた。母は栗をむいて持って来てくれたけどまだ食べられない(涙)。「夕飯の後に食べるね」と受け取った。昨日のうちに朦朧とした頭で持ってきてと告げたスリッパ、本数冊、携帯電話(電波はOFFモードで時計と電話帳がわり)などを持ってきてくれた。でも歯ブラシとかタオルとかまだまだ必要なものがいっぱい。面会時間は13時にいったん終了し、16時から20時までまた可能になるのでその間二人でランチ&買い物に行ってくれることになった。12時頃女医さんが来てくれて傷の消毒をしてくれた。ちょっと変わった人だった。女医:「たまにこの病気の患者さんいるんですよね。またできることもあるんですよ。ニヤリ」それはおどし??消毒が終わってもしばらくおしゃべりして出て行った(笑)。1日500円払ってテレビが見られるようになったので、母と王子が戻ってくるまではほとんどテレビを見て過ごした。それから職場に電話して、同じボスについている秘書さんにお詫びと仕事の引継ぎをした。今仕事がとても忙しいのでこんなときにこんなことになってさぞご迷惑をおかけしているだろうに、とても心配してくれて「こらちのことは気にせず、お腹を切ったのだから無理せずゆっくり休んでくださいね」とのやさしいお言葉。なんて頼もしいのだろうか…。ありがたい。
14時頃、右腕に刺していた点滴が痛くなったので左腕に差し替えてもらった。昨日はもっと激しい痛みと戦っていたのでなんとも思わなかったけど、点滴の針を刺すのも、点滴をおさえているテープをはがすのさえ痛く感じる。食事ができるようになったら点滴もなくなるらしい。早く自由の身になりたいよぉ。
16時頃、王子、母、義父が来てくれた。義父はチョコレートを差し入れてくれたけどこれも食べられず(涙)。「夕飯の後に食べます」と受け取った。王子と母は百均で歯ブラシ、歯磨き粉、タオル、ブラシ、ノート、ペン、化粧水、乳液などを買ってきてくれた。やっと歯磨きができる♪でも化粧水と乳液があっても、洗顔フォームがないのよね(笑)。実は明後日はアルバートの遠足の日。お弁当を作らなくちゃいけないのでどうしようかと思っていたら母がまた前日の夜から泊まってくれて作ってくれるという。今日も泊まってくれるので3泊もしてくれることになる。遠いのにありがたい。今晩は義母も来てくれるらしい。そしてなんと、アルバートを妊娠中の母親学級からのお友達のA.Y.さんが保育園の送迎のために車を出してくれることになったという。朝は早いし、夜は遅いので、とても申し訳ないけどすごく助かる。彼女にはいつもお世話になりっぱなしだけど、いったいどうやって恩返しできるだろうか…。もうY家の方角に足を向けては眠れません。1時間ほどおしゃべりした後、保育園のお迎えがあるので17時過ぎにみんな帰っていった。
18時過ぎ、また先生が回診に来てくれた。様子を伝え、ガスもさっき出たような気がしたので出たと告げた。「今日で点滴はやめちゃおう」と言ってくれた。やった〜♪食事も夕飯から食べていいとのこと。早く食べたい。首を長くして待っていると、間もなく食事到着。やった〜!!デザートはプリンかぁ。ご飯は…あれ?お箸がないぞ。そしてそこでやっと気付く私。りゅっ流動食だーーーっっっ。重湯と味噌汁とお茶のみ。固形物一切なし。ショック。でも考えてみればそりゃそうだよなー、手術の後なんだから急に普通に食べられるわけないよな…。でもこの瞬間までそれを思いつきもしなかった愚かな私。数年前に王子が盲腸の手術したときは翌日も何も食べられなかったから「おまえはいいなー」なんて言われたし、消化器系の手術じゃないからすぐに食べられるんだと思っていたけどこんな落とし穴(?)が待っていようとは。あっという間に食べ(飲み?)終わっちゃった。プリンはよく味わって食べた。その後様子を見に来てくれた看護士に聞くと、明日の朝ごはんは三分粥、昼ごはんは五分粥、夜ご飯は全粥と、徐々に慣らしていくらしい。当然さっきもらった栗もチョコレートもそれまでお預け。がっかり。
19時過ぎ、エイミーが仕事帰りに来てくれて、王子経由で頼んでおいた下着とリップクリームを届けてくれた。かわいいのを探してくれていたら遅くなったらしい。私は百均とかの安物でよかったんだけど、ちゃんと外にひびかないタイプのを勤務地の丸ビルで選んでくれたとのこと。ステキな配慮をありがとう♪実は昨日からはき続けているこの紙製のTパンツ、ゆるゆるでゴワゴワしていてフィット感はゼロ。早く履き替えたかったのよ〜。面会時間終了の20時までひとしきりおしゃべりして楽しかった。エイミーが帰ってからはテレビでドラマとかあいのりとか見て過ごし、23時45分頃就寝。

写真は先日の運動会の後、王子が後片付けを手伝っている間、おじいちゃんと園庭のジャングルジムで遊ぶ息子たち。その後みんなで義父お手製のお弁当を頂いたわけだが、今日お見舞いに来てくれた義父は、翌日私が救急車で運ばれたことを知ったとき、「お弁当に何か悪いものでも入れたかとおもっちゃったよ」と笑っていた(笑)。