ペアルックの効果

miwa3852007-07-08

2泊3日の事務所旅行のいよいよ最終日。今日は7時に起床してのんびり朝食を食べてから、一昨日行った『王府井大街』へショッピングに繰り出した。まずは『東方広場』というデパートの入り口付近で売っていたオリンピックグッズを物色。お土産にいいかなと思うものがあったので早速購入。中国のデパートなどでは売り場とキャッシャーが別になっていて、売り場で買いたいものを告げ、伝票に記入してもらい、それを持ってキャッシャーに行き、お金を払ってからまた売り場に戻って商品を受け取るのでちょっとめんどくさい。手続きを済ませて戻ってくると、あれ?ウィリアムがいない。王子に聞くと「知らない」という。おいおい、知らないじゃねーだろ(怒)こんなとき、いつもは大体すぐに見つかるのに周辺を探してもいない。デパートの外に出たかと思って探してもいない。だんだんあせってきた。王子と手分けしてあちこち探した後で、そうだ、アルバートまでいなくなったら大変!とアルバートの手をとってさらに捜索範囲を広げてみた。すると掃除のおばさんが、アルバートのことを指差しながらなんだか中国語で話しかけてきた。何を言っているのかはさっぱりわからないけど、負けじと日本語で「この子みたいな子がいたの??うちの子なの?どこ??」と質問攻め。おばさんは心当たりの場所へと誘導してくれるのだがウィリアムの姿は見えず。どうやらおばさんも見失ってしまったようで3人で右往左往。するとかすかにウィリアムの泣き声が聞こえてきた。あ〜泣いている!!どこ?どこ?いったいどこにいるの〜?!さらにウロウロするけどまったくわからない。すると今度は警備員のお兄さんがこっちこっちと誘導してくれた。ついていくとだんだんウィリアムの泣き声が大きくなってきた。エスカレーターを降りてぐるっと引き返し、そのエスカレーターの真下にあったインフォメーションのところに中国人のお姉さんに抱っこされた汗と涙と鼻水だらけのウィリアム発見。いた〜!!!別の場所を探していた王子がタイミングよくどこからともなく現れ、3人でお姉さんに駆け寄り、「さんきゅーさんきゅー」と言いながらウィリアムを受け取った。お姉さんは中国語で何かしゃべっているがやっぱりさっぱりわからない。身振り手振りでウィリアムの鼻水を拭いてやれと言っているようだ。「すみません、すみません」と平謝りし、ティッシュで拭き、お姉さんと何故かハイタッチし、インフォメーションの人や警備員のお兄さんにもお礼を言ってその場を立ち去った。は〜見つかってよかった〜。母親失格、日本に帰れない、ウィリアムが死んじゃったらどうしよう…と色んなことが頭をよぎったけど、親切な人に保護されて本当にラッキーだった。
気を取り直して『東方広場』内のお茶屋さんでさらにお土産を購入。若い女性の店員が6人ぐらいいて、他に客がいないので次から次へとお茶の試飲を運んでくれ、子供達には試食のお菓子をどんどん持ってきてくれ、非常に温かいおもてなし(?)を受けた。みんな子供が好きみたいで抱っこしたがったり(でも怖い思いをしたばかりのウィリアムは親のそばを離れなかったが…)、手を握ったり。とてもいい気分でお買い物ができた。その後は一旦荷物を置きに王子だけホテルに戻り、身軽になってからまたまた『小吃街』にて楽しい楽しい値引き交渉。アルバートとウィリアムに扇子を1本ずつ買ってあげたら大喜びしていた。今日も満足の行く買い物ができ、11時になったのでホテルに戻って荷造りをしてからチェックアウト。
11時45分にロビーに集合し、バスに乗り込んで空港へ。1時間もかからず空港に到着。空港内はとても混雑していた。チェックインの列に並ぼうとしたら係の人が閉まっていたカウンターを開けてくれ、そちらへ誘導してくれたので、待たずにチェックインすることができた。おまけにベビーミールとチャイルドミールの手配、空港内で使えるベビーカーの手配、日本に着いたときに使えるベビーカーの手配もしてくれて、成田でチェックインしたときよりも断然サービスがいい。その後も所々で子供連れに対する配慮が感じられ、私の中で中国は「子供に優しいいい国」としてインプットされたのであった。
搭乗までは免税店でお買い物。中国元を使い切るために香水を買った♪その後搭乗を待っている間、ウィリアムがとっても不機嫌になってしまい、何をやっても泣き止まない。これじゃ飛行機乗れないよぉと嘆きつつ、抱っこでウロウロして気を紛らせ、なんとかなだめすかしてようやく泣き止みおやつを食べた。ふー疲れた。今回の座席はエコノミークラスの席の中では一番前だったので少し足元が広いし、前の人に迷惑をかけずに済むので助かった。アルバートはすぐに眠ってしまい、機嫌が直ったウィリアムは自分のベビーミールを食べた後、私の機内食まで「もっとたべりゅのぉ」と言いながらもりもり食べた。私は行きの飛行機で途中までしか観れなかった『どろろ』の続きを見ることができてすっきり♪起きてから機内食を食べたアルバートは、おもちゃをなかなか持ってきてくれないので気が気じゃなかったようだが、着陸直前に持ってきてくれたのでホッとしていた。
そんなこんなで日本時間の19時ちょっと前に成田到着。飛行機を最後に降り、出口で待機してくれていたベビーカーにウィリアムを乗せた。スーツケースを回収し、税関を通り抜け、19時40分頃には駐車場を出ることができた。快調に飛ばして1時間ちょっとで帰宅。思ったよりも早く帰ることができ、子供達も早く寝かせられた。ツアーではぐれたり、ウィリアム迷子事件などちょっとハプニングもあったけど、期待をはるかに上回るとっても楽しい旅行だった。明日から通常通りの日々。まだまだ旅行の余韻に浸りたいよぉ〜。
写真は機内で爆睡するアルバートと、私の膝の上で爆食いするウィリアム。今日はこのお揃いの服がアルバート発見の決め手となったと言っても過言ではない。私のこの趣味をいつもは冷ややかな目で見ている王子だけど、今回ばかりは同意してくれた。よ〜し、これからもお揃い着せるぞ〜!こんなの嫌がらずに嬉しそうに素直に着てくれるのも今のうちだもんね…