心機一転

miwa3852007-07-13

職場で人事異動があった。私のボスには第1秘書と第2秘書がいて、5年前から私はこのボスの第1秘書を務めている。同じ時期に当時1年目のTさんが第2秘書としてついてくれたのだが、直後に私はアルバートを妊娠し、その5ヶ月後に産休・育休へと入ってしまったので、残されたTさんはさぞかし大変な思いをしたことと思う。私が1年4ヶ月後に復帰した頃にはたくさんの経験を積んで素晴らしく成長されたTさんは、初めての育児と仕事の両立に戸惑う私を物理的にも精神的にもサポートしてくれた。その後1年と2ヶ月の間同じチームでやってきて、2005年1月に職場が別の事務所と合併した直後に私はウィリアムを妊娠した。合併によりシステムが変わって大変な中、つわりでほとんど出勤できなかった間もTさんは一人で頑張ってくれた。やっとつわりが治まり妊娠の経過も順調で、人並みに仕事ができるようになった5月頃、人事異動があり、Tさんは別のボスの元へ配属され、代わりに当時2年目のKさんが第2秘書としてついてくれた。私はその2ヶ月後には再び産休に入る。こんなタイミングで新しいポストにつかなければならなかったKさんはさぞかし大変だったことと思う。でも非常に能力の高いKさんは吸収が早く、Tさんもサポートしてくれて9ヶ月間の産休・育休を経て2006年4月に私が再び職場復帰した頃には、Kさんはなんとも頼もしい存在へと成長されていた。以来、年次は私の方がかなり上なのに、Kさんから教わることの方が多く、Kさんのおかげで私は何の心配もすることなく仕事も育児も頑張ることができた。
そして今回の人事異動。とうとうKさんもこのポストを離れることになってしまった。Kさんほどの能力の人が第2秘書のポストに甘んじていること自体おかしかったのだが、第1秘書として頼りない私に配慮してくれて、Kさんの異動はずいぶんと先延ばしになっていたのだ。この度の異動により第2秘書には研修を終えたばかりの新人のIさんが配属された。私よりも一回りも年下。明るくて前向きで「Kさんのようにてきぱきとした第2秘書にはなれないかもしれませんが、私なりに頑張ります!」と言ってくれている。今週から少しずつ引継ぎを始めた。教えながらもこんなに一度に言われてもわからないだろうな…もううんざりしているんじゃないかしら…と心配になってくる。相手の気持ちになって、なるべく丁寧にわかりやすく教えてあげられたらいいな。謙虚な気持ちで頑張ろう。教える方よりも覚えなければならないことが山のようにあるIさんの方が絶対に大変だ。昔はもっととがっていた私も、人の親となり少しは丸くなったものだ。Tさん、Kさん、今まで本当にありがとう。お二人のおかげでずいぶんと恵まれた環境で働くことができていたのだと改めて実感。来週も頑張るぞ〜。
写真は北京旅行の初日の夜、ホテルのベッドでぴったりくっついて寝るアルバートとウィリアム。ウィリアムはあと2ヶ月で2歳になる。体力もついてきたので病気も減ってきた。第2秘書さんが慣れるまでは私もなるべく休まないようにしなければ。そのためには子供達の協力も必要。この調子で元気に保育園に通ってくれますように。