長い一日

今朝3:03に義父が永眠した。昨日昼過ぎに王子から連絡があり、病院からの連絡で義父が危篤で家族と最期の時間を過ごせるよう個室に移ったとのこと。王子が早退するというので、私も早退させてもらい、部活から帰宅して家にいたウィリアムと一緒に急いで病院へ。
義父は呼吸は苦しそうだったけど、目は空いていて意識はまだあって、耳元で大きな声で呼びかけると少しだけ反応が。でもウィリアムが呼びかけたら目を大きく見開いてにっこり笑った。なんという反応!子供の力ってすごいな。でも義父がこれほど反応を示したのはこのときが最後だった。
その後は部活から帰宅したアルバートを迎えに行き、しばらく4人で義父を見守った。18時過ぎに義弟のDちゃんも到着。義父の状態が安定してきたので、私は子供達にご飯を食べさせるために一度帰宅。その後義父の弟のMおじさんも来てくれて、しばらく3人で義父のそばにいたそうだ。Mおじさんがお帰りになり、22時頃、王子とDちゃんもひとまず帰宅することになったので病院まで迎えに行った。Dちゃん(泊まるかどうか最後まで悩んでいたけど、仕事もあるので帰ることに)を駅までお送りして帰宅して待機していたところ、23時過ぎにまた病院から連絡があり、呼吸が止まりそうとのことだった。今度は王子と二人だけで駆けつけたところ、また状態が安定した。看護師さんはすごい頑張ってますね、強いですねとのこと。本当にそうだね。おとうさんすごい!1時頃まで様子を見守ったけど、また帰宅することに。そして1時間ほど寝たところで2:20頃に再び病院から電話が。そのときにはもう心臓が止まっているとのことだった。王子と二人で病室に入り、医師による死亡確認があり、3:03永眠。最後何度も脈が落ちても復活して、おとうさんがんばりましたね。安からな寝顔で痛みから開放されたのはよかったね。義母があんなことになってしまって残念だけど、王子は最後までよく義父のお世話をしていた。危篤になってからも、義父の好きな音楽をiPodに入れて流してあげていた。私もこれまでのご恩に少しはお返しできたかな。アル&ウィルにとってはただひとりの素晴らしいおじいちゃんだった。80年間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

その後義父は色々な管を抜いてもらい、入院時に着ていた服に着替えさせてもらった。その間、私たちは霊安室の方から葬儀場をご案内いただき、王子が2か所ほど電話して値段や空いている日時を聞き取り、対応がよくて最短の日程で空いているところを選択。あまり近くはないけど仕方ない。真夏と冬は亡くなる方が多いようで立て込んでいるらしい。葬儀場が遺体を運んでくれるので、私はうちの車で一足先に帰宅して義父を迎える準備をした。練習試合に出かけるウィリアムを起こして、おじいちゃんが亡くなったことを伝えた。アルもウィルも、前の日におじいちゃんの最後の姿を見ているので覚悟はしていたようだ。1階のリビングの家具を動かして義父に寝てもらえる場所を確保したところで王子から電話が。この時期に自宅で遺体を保管するのは冷房をガンガンきかせても厳しいようで、義父はそのまま葬儀場で安置していただけることになったそうだ。ちょっと寂しいけど仕方ない。というわけで病院に取り残された王子を迎えに再び病院へ。昨日と今日で何往復したかな。
朝ごはんを食べてから私は少しだけソファでウトウトしたけど、王子はそのまま寝ずに葬儀場や菩提寺のお坊さんと電話しながらこれからの段取りを色々と整理。葬儀場での打ち合わせが13時からになったので、私はまた少しだけ休ませてもらったけど、王子は寝ずにそのまま打ち合わせへ。綺麗なところでまず義父に会わせてもらい、お焼香してから打ち合わせ開始。3時間ぐらいかかると聞いていたけど、てきぱきとわかりやすい女性担当者で、2時間半ほどで終了。その後義母のところに寄って、義父の棺に入れさせてもらえそうなものを探したり、必要な書類を探したり。義母はやっぱり葬儀には出られなさそうだ。残念なことだ。その後銀行巡りをして、ホッと一息。家の近くのアメリカンダイナーで、肩の荷が下りた王子とケーキで慰労会。本当にお疲れ様でした。