退院の日

miwa3852006-10-19

夜中にまた急患。またしてもおばあちゃんだ。そして3時頃、隣の認知症のおばあちゃんは看護士さんに何か処置され、看護士さんがいなくなってもそのまましゃべり続けている。案の定だ…。まだ夜中ですよ〜。最後の夜もあまり眠れなかったな…。朝になって、他の二人のおばあちゃんは何か処置されているけど、隣のおばあちゃんはいびきをかいて寝ている。私も朝食までもう一眠りしたいところだけど、騒々しくて無理(涙)。間もなく隣のおばあちゃんも処置があるため看護士さんに起こされた。おばあちゃん:「夕べはちっとも眠れなかった…」っておーい、ガーガー寝てたでしょ〜(怒)。
朝食前に主治医の先生による回診。退院後の注意事項を聞く。抜糸まではシャワーのみ。あとは徐々に日常生活に戻っていいとのこと。子供の抱っこも、お腹にひびくようだったら控えるようにとのこと。あまり多くを語らない先生だから、こちらから聞かないと何も教えてくれなさそう。でも感じはいい。この間の診察のときは「この病気は宇多田ヒカルもなったんじゃないかな」なんて言っていた。そっかー、こういう婦人科系の病気になって年を感じていたけど、どうやらこれは20代30代の女性に多いらしい。あまり悲観することもないかな。
8時過ぎに朝食。米飯、ちくわと青菜の煮物、昆布、味噌汁、牛乳、お茶。またパンじゃなかった…。最後の食事なのにしょぼかったなぁ。家に帰ったらパンを食べよっと。食べ終わってトイレに行って戻ってきたら、隣のおばあちゃんが看護士さんに食べさせてもらっていた。その看護士さんが私に薬を渡してくれているのを見ておばあちゃん:「女学生さん?」昨日といい、今日といい、おばあちゃんからしてみたら私でも学生に見えるのか(笑)。さて、顔洗って退院の準備を始めるか。
10時過ぎに王子到着。保育園の送迎のために車を出してくれたA.Y.さんと、仲良しのM.U.さんも来てくれた。病棟には入れないのでロビーで待ってくれていたので支払いを済ませて合流し、家まで送り届けてもらった。ありがたい〜。帰宅後は荷物を片付けて、電話やメールで退院報告。昼ごはんを食べてから早速パソコンに向かい、たまったメールを読んだりしていたら、王子が深い深〜い眠りへとついてしまい、そのまま18時過ぎまで眠り続けた。よほど疲れていたのでしょう。家族や友人に支えられながら、よく一人で乗り切ってくれました。頑張ってくれて本当にありがとう。お疲れ様でした〜。
早速ブログを書いていたら、学生時代の友人T.Y.さんが近くを通ったということでお見舞いに焼き菓子を持ってきてくれた。王子は寝ていたし、家の中もしっちゃかめっちゃかだったので玄関にておしゃべり。わざわざどうもありがとう。気にかけて頂いてすみません…。
そうこうしているうちにあっという間に18時半。A.Y.さんとM.U.さんが来てくれて二人で作った餃子を届けてくれ、保育園のお迎えにも連れて行ってくれた。4日ぶりのわが子とのご対面。アルバートはさすがに嬉しそうだったけど、ウィリアムは反応なし。まぁ私の入院中も子供達はたいして気にとめていなかったようなのでこんなものか(笑)。
さて、本日の夕飯は右隣のK.H.さん宅から頂いたひじきと大豆の煮物と、斜め上のM.M.さんから頂いた豚汁とさばのふりかけ(手作り)と、先ほどA.Y.さんとM.U.さんから頂いた餃子でとても豪勢でした。退院祝いみたいで嬉しかった〜。みなさん専業主婦なので、唯一働いている私のことをいつも気にかけてくれていて、事あるごとに救いの手を差し伸べてくださる。働きながらの子育ては多分みんなが考えてくれているよりは大変ではないし、時には息抜きにだってなるのに、こんな風に心配してくれる。皆さんの優しさに甘えてばかりで心苦しいけど、心から感謝しています。ありがとうございます。
ところで、病院ではせいぜいテレビを見て笑うことぐらいしかなかったけど、シャバには笑える出来事がそこかしこに転がっているもんだ。それは子供達の仕種や言葉だったり、王子のつまらないギャグだったり、友達との楽しいおしゃべりだったり。そのたびにお腹の傷口にちょっとした痛みが走る。シャバは危険に満ち溢れている。気をつけねば…。
写真は夕飯後に退院祝い(←嘘)のダンス「エビカニクス」と踊ってくれているウィリアムとアルバート。4日ぶりに会ったアルバートはより巧みな話術を見につけていて、顔も少しお兄ちゃんらしくなっていてびっくり。ウィリアムも一回り体が大きくなって表情もとても豊かになっていた。まだ歩けないけどどこにもつかまらずに立ち上がるなどの成長も見られた。子供は4日でも変わるのね〜。