思い出の歌

miwa3852006-11-07

ウィリアムが復活したので保育園に連れて行き、午前半休をもらって王子と共に大学時代の友人T.Oさんのお父様の告別式に参列した。お父様とは面識はないけれど、面倒見のいいT.Oさんご夫妻にはいつもお世話になっている。校長先生でいらしたお父様は、なんと亡くなられる直前に瑞宝小綬章を受勲されたそうだ。焼香の順番を待っている間、お母様が参列者の方一人一人を身を乗り出して大きな目でじっとみつめている姿がとても印象に残った。弔辞を述べられたお父様のご友人の方が「かわいらしい」とお母様のことを表現されていたけど、まさにその通りの方だった。ご伴侶をなくされたお母様のお気持ちは察するにあまりあるけれど、頼れる息子さんご夫婦がそばにいるのが何より。少し風が強かったけれど、日差しの暖かい一日だった。
夜、子供達を寝かしつけるときにいつものように歌を歌った。いつもはアルバートがリクエストする童謡がメインなのだが、何を思ったか大好きなSound of Musicから何曲か歌ってみた。が、これがいけなかった。"Lonely Goatherd"、 "Sixteen Going on Seventeen"、"The Sound of Music"、"My Favourite Things"などなど思いつくまま歌い、最後に"Edelweiss"を歌い始めたら、亡き父の思い出が頭の中をかけめぐり、涙がとまらなくなってしまった。父はどうしようもない音痴だった(そしてそれは見事に私に遺伝した…(涙))けど、音楽が大好きで、特にこの歌は家でワイングラスを片手に真っ赤な顔でなんとも気持ちよさそうによく歌っていたもんだ。父が亡くなってもうすぐ4年になるけれど、まだまだ涙は枯れないのね。幸せにのほほんと生きている私だけど、お父様を亡くされた方の悲しみだけは心からわかる。改めてT.Oさんのお父様のご冥福をお祈りした。
写真は先日の生田緑地にて藁の笠とブーツ(?)を身に着けてご機嫌のアルバート。父がなくなったのはアルバートが生まれるちょうど1ヶ月前。お父さん、あなたの音楽好きと音痴は孫にもちゃんと遺伝していますよ♪(まぁ小さい子供はみんな音痴だけど…)