王子、初老(=40歳〜)まであと1歩

今日は王子の誕生日。アルバートと名前が一文字違いの小2の息子さんと、ウィリアムと同い年で同じ保育園に通う娘さんがいらっしゃる、王子のフットサル仲間のOさんがシェフをしていらっしゃる青山のホテル内のレストランでお祝い。事前に食材の希望などを聞いてくれていたけど、野菜が主役のコースがあったので、これをベースにアレンジしてくれることになっていた。外見に似合わず野菜好きの王子にはぴったり。
16時半過ぎに家を出たところ1時間でついてしまった。子供達が寝ていたのでしばらくボーッと車内で待つ。18時になったのでいざレストランへ。個室と聞いていたのだが、個室ではなく、仕切られた空間の中に6テーブルぐらいあり、われわれのほかにすでに食事をしている女性二人組がいらした。Oさんからは「お子さん連れでも大丈夫ですよ」と言っていただいていたので、預けてくるより、王子の誕生日を家族全員でお祝いしたいと思って連れてきてしまったが、子連れでくるような雰囲気ではないような…?
さて、そうこうしているうちに、前菜2種(サーモン&野菜入りパンと、テンペのムニエルのラタトゥイユ添え)、スープ(マクロビオティック仕立て、そば粉のスパツェル入り)、またまた前菜(帆立のアンチョビソース)、魚(スズキ、大豆豆乳の白ワインソース)、お肉(シャモ、全粒粉入りクレープと小麦のリゾット添え)、サラダ(青梗菜の豆腐ソース)、デザート(オリーブのシャーベット、レモンのマカロン、クレームダンジュ、紅茶のパウンドケーキ、ガトーショコラ盛り合わせ)と、今まで存在を知らなかった「四角豆」やら「グラパラリーフ(サボテンらしい)」やら「ロマネスコブロッコリーの仲間らしい」やら、本当にたくさんの野菜を使った素晴らしくおいしいお料理の数々が次々と登場し、もう大満足。Oさんが作ったという自家製パンも美味しかったな〜。最後のデザートの前には、Oさんが王子のために特別に作ってくれたアメリカンチェリーを使ったシャーベットのリキュールがけが出てきた。さくらんぼといえば佐藤錦の王子も、これには魅せられていた。本当においしかったね〜。最後のデザートの頃にはさすがに苦しくて苦しくて大好きなガトーショコラを残したいと思ったほど。でもせっかく作ってくださったOさんを初めとするシェフの方々に失礼なので最後まで平らげた。子供達にもハンバーグ(デミグラスソースが絶品!)、たこウィンナー入りナポリタン、オムレツ(ホワイトソース)、ポテトフライ、サラダなどを特別に作って出してくださった。すごい量だったので、子供達だけでは食べきれないだろうとそれにも手をのばしたのがいけなかったな〜。
最後にレストラン宛に届くように注文しておいた花束を王子に贈呈し、3人でハッピーバースデーを歌って終了。Oさんは最初と最後に二度も厨房から出てきてくださった。王子の好きなものをよくわかって作ってくださったので、誕生日ならではのメニューになってよかったね。スパークリングワインの4分の1ボトル1本と、ワイン2杯(赤白1杯ずつ、ウェイターさんがどちらも多めに入れてくださった)で酔っ払った王子は帰りの車では気持ちよさそうに爆睡。楽しかったね〜。ひとつ残念だったのは、1歳のウィリアムは仕方ないとしても、いつもはおとなしくしているアルバートが寝起きでとても不機嫌で、食欲も最初はわかず、ずっとヒンヒン言っていたのでもううんざり。途中で機嫌も直り、結局たくさん食べてくれたのでよかったけど、こういう子連れであまり来るべきところではないお店に連れてきたことを一瞬後悔した。結果オーライだったけど、今度は二人でゆっくりと食事を楽しみたいものだ。
写真は本日プレゼントした向日葵の花束。王子が向日葵が特別好きだと聞いたことはないけど、6月の誕生花だし、アルバートも知っているだろうから喜ぶかなと思って。なのにアルバートったら見るなり「たんぽぽ!」と叫んだ。あーびっくり。