英国旅行3日目~念願のサッカー観戦~

今日は15:30キックオフのManchester United vs Liverpool のFAカップ準々決勝を観戦する予定なので、朝はゆっくり8時から朝食。このホテルもコンチネンタルとcooked mealを両方いただけて、前夜9時までに何を食べたいか紙に書いてオーダーするシステム。私はアボカドのトースト、ウィリアムはワッフル、王子はEnglish Breakfastにした。このホテルは、バスルームの石鹸、部屋においてあるお菓子、朝食のヨーグルトやジャムなど、オーナーご夫婦による手作りのものが多い。とても美味しくて大満足。

 

 
 
10:17のYork発Manchester Victoria行きの電車に乗るため10時頃駅に到着。アルバートも少し遅れて到着し、4人で電車に乗って出発!向かい合わせの4人かけに座れたので快適♪ Manchester Victoriaからは路面電車に乗って移動。ホームに行くのにも線路の上を横断していく感じでなんだか不思議!

 

キックオフまではまだ時間があるので、Manchester Cityの本拠地、Etihad Stadiumに立ち寄った。試合を観戦できるわけではないけどワクワクする。Stadium Shopが開いていたのでのぞいてみた。ウィリアムがユニフォームを欲しがり、せっかくだから買おうかということになったのだけど、希望のDe Bryneの在庫がなく、その場でプリントしてもらうことに。レプリカとオーセンティックを試着させてもって着比べてみたけど、なんだか本物の方はタイトフィットですぐやぶれちゃいそうだったので、レプリカの方にした。そのほうが安いしね。プリント代と合わせて100ポンド超え。この旅行で一番高い買い物になりそうだわ^^;3階のPrint Labに持ち込んで待つこと20分。あまり余裕がなくなってしまったけど、なんとか間に合ってManCのスタジアムを後にした。

 

 

 

 

  
再びTramに乗っていよいよOld Traffordへ。最寄りの駅からもだいぶ歩くのだけど、浮足立ったサポーターやマフラーなどのグッズを販売する人たちで大賑わいな道のり。私たちの気分も高揚してきて、まずは夢の劇場前で写真撮影。

 

 
それから混雑するショップに少し並んでから入って、王子とウィリアムはマフラーを、私はニット帽を買って入場した(アルバートは前に来た時に既に買ったそうなので今回は買わず)。実はチケット業者からは決してアウェイチームの色のものを身に着けるな、アウェイチームを応援しているとみなされたら退場になると、くどいぐらいに注意喚起されていて、スタジアムに入るまでの丁寧な案内や、ちゃんと入れたかどうかのこまめな確認メールも送られてきていて、やっぱりイギリスのサポーターは厳しいのね~とビビっていたところ。ところでOld Traffordに持ち込めるバッグのサイズは極小のA5で、荷物チェックも厳しいため、バッグは持たずに必要なものはすべてコートのポケットに入れていて、王子だけが小さいバッグを持っていた。午前中に買ったウィリアムのManCのユニは、もしそのバッグに入れておいて万が一荷物検査などでポロリしてしまったら水色は目立ちすぎる。ManCは今日の対戦相手ではないけど、ManUのライバルチームのユニなので、ウィリアムはトレーナーの下に着て隠していたのだけど、ときおり襟元から水色がのぞくので、ひやひやものだった。でもマフラーをゲットしたのでこれでバッチリ隠せて一安心!

 
入場ゲートは無人で機械にチケットをスキャンすればよかったので、なんの問題もなく入れた。そして席がなんと前から2列目!!!ピッチが近いのなんの!まもなく選手がアップのために出てきて、目の前に遠藤、サラー、ヴァンダイクが!!!でも今日はManU側の席なので、間違ってもLiverpoolを応援しているそぶりを見せてはいけない。周辺には私たちのような旅行者もいれば、熱狂的なManUサポーターもゴロゴロいて、試合が始まると右側の数メートル離れたLiverpoolの応援席にむかってざまーみろと煽ったり、得点したら罵ったりと、子供か(笑)!昨今の状況からして、当然Liverpoolが勝つのかと思いきや、ManU先制⇒同点⇒逆転⇒再び同点のまさかのシーソーゲームな展開に。2-2のまま90分で決着がつかず延長戦となり、前半でリードされたときにはもうだめかと思ったのに、後半で追いつき、ロスタイムにまさかの逆転。ManUの劇的勝利を夢の劇場で見届けたサポーターたちはもちろんのこと、私達にとってもたまらない試合内容だった!大枚はたいて観ることにして本当によかった!王子よ、ありがと~!!!

 

 

 

 

 

 
観戦後、スタジアムを出たらすごい数の警察官が出動していた。きっと暴動を警戒しているのかな。どこかで食事をしてから帰りの電車に乗ろうと思っていたのに、延長してしまったのでそんな時間はなくなってしまった。それどころか、大混雑の中Tramの駅まで歩いてみたけどホームには人があふれかえっていていったい何本見送れば乗れるのだろうか。アルバートの経験から、もうこれはタクシーに乗ったほうが早いということになったけど、タクシーもつかまらないので、呼ぶことに。王子とアルバートでなんとか手配してくれて、無事タクシーに乗ってManchester Victoriaまで行くことができた(道路も渋滞していたのでひやひやしたけど)。

 
朝ご飯以降何も食べていなかったので、Greggsで夕飯を買ってから予約していた19:44発の電車に乗車できた。早めに乗車できたので、向かい合わせの席は取れなかったけど、前後の席で4人まとまって座れてホッとしたのもつかの間。車内にはサポーターたちもたくさん乗り合わせていて、歌ったり騒いだりまー賑やかだった。まぁ私たちも興奮していたし、それは全然問題なかったんだが、、、ふと気づいたらなんかびしょ濡れになっていた。はーーーー???なんじゃこりゃ。何してくれてんねん!と怒り心頭で立ち上がって振り返ったら、真っ赤な顔をして怒っている青年が。どうやら私たちの真後ろに座っていたManUサポーターのおじさんと、Liverpoolサポーターの青年との間で口喧嘩が勃発し、我慢ならなくなった青年の方がおじさんに何かを投げつけて、それが私達にもふりかかったようだ。最初はビールなのかと思って、シミになったらどうしてくれんの??と、どうにも納得がいかなかったけど、どうやら水だったよう。ならまぁ乾けばいっか~と、冷静で大人なエライ私。こんなアホな連中のけんかに巻き込まれて一日が台無しになったらつまらないしね。王子もかなり濡れて、なんか一言いわないと気が済まない感じもしたけど、子供たちもいるし、これだけで済んだんだしってことで穏便に済ませてくれた。そのあともサポーターたちの喧嘩は続き、関係のない人が彼らを戒めたり(私に謝れと言ってくれた人もいたなー)、さらに煽ってくる輩も出てきたり、鉄道スタッフが登場して青年に降りるか車両をうつるかの二択を迫って、その間電車がずーっと止まって動かなかったり、まー色々あったけど、なんとか無事Yorkに戻ってくることができた。これがイギリスのフーリガンか。こんなのに巻き込まれるから父はサッカーの母国に6年間も生活しながらも、私達にサッカーに触れさせなかったのかもしれないなー(苦笑)

 

ちょっと遅くなっちゃったけど無事ホテルまで歩いて帰宅して一安心。今夜から部屋を3人部屋に移動。3人一緒なのはいいのだけど、シャワー&トイレがひとつしかないので、順番に入らないとならないし、ウィリアムのお腹は薬のおかげでだいぶ落ち着いたみたいだけど、なんせもともとトイレが長いので時間がかかるったら^^;長い盛りだくさんな一日だった。