人生二度目の救急車

昨夜寝た後、1時半頃に頭痛と吐き気で目が覚めた。寝たときにはなんともなかったのに、頭をどこかにぶつけたのかと思って鏡を見てみたけどなんともなっていない。しばらく我慢してみたけどどうにも痛みは治まらず、吐き気があるのもなんだか心配で、隣で寝ている王子を起こしてしまった。症状を説明すると、これは大変と、すぐにオンライン診療を受けるために電話してくれて、お医者さんにビデオ通話で診察してもらった。眼球が震えてないかとか、目線を上下左右に動かすよう言われたり、一通り症状を確認した結果、なんとも言えないが、救急で診療してもらった方がいいのではないかという診断結果だった。すぐに王子が救急車を呼んでくれて、さらにウィリアムを起こして事情を説明したところ、ウィリアムも私の上着やマスクを準備するのを手伝ってくれた。電話したときに救急隊員から大きな病院の診察券があれば持つように言われたので、辛かったけどなんとか準備した。

間もなく救急車が到着し、自力で歩いて乗り込んでベッドに寝かせてもらった。吐き気があると伝えると受け皿を渡してくれて、氏名や生年月日を伝えて、症状に関する質問に答えた。病院に運んでくれることになったのだけど、卵巣嚢腫の茎捻転でお世話になった大学病院と、以前脳のCT検査を受けたことがある脳神経外科の診察券があったので、脳神経外科の方に受け入れ確認をしてくれて、OKが出た。帰りのことを考えて王子はあとから車で追いかけることになったので、救急車の中は付き添いはなく私だけ。頭は痛いし吐き気もあるし、辛いけど10分もせずに病院に到着。近くてよかった…。

しばらく待ってから診察してもらい、すぐにCTを撮ることになった。移動するためにストレッチャーではなくて車いすに乗せられたけど、正直座っているより寝ている方が楽なんだけどな>< 検査に連れていかれるのを待合室で待っていると王子が到着。5分もしないで看護師さんが来てくれて、別フロアの検査室に運んでくれた。前にCT検査を受けたときはなんか血管に液体を流してとても冷たかったのを覚えているけど、今回はそれはなかった。検査台に横たわってなにやら機械の中に頭だけ入ったようだけど、朦朧としている間にすぐ終わって再び待合室へ。結果は割とすぐ出て、検査結果としては脳はキレイなので、頭痛や吐き気の原因はくも膜下とか脳梗塞とかとは関係ないそうだ。そっか、よかった…。よかったけど、じゃあ原因はなんなんだろう…>< お医者さんからは安静にしてとだけ言われて診察終了。会計を待っているとすぐにお医者さんが出てきて、ロキソニンを出しておきますと言ってくれた。家にある頭痛薬だと心もとなかったのでよかった~。王子が待合室にあった給湯器から水を調達してくれてすぐにロキソニンを服用。その後会計を終えて、車までは王子が車いすで運んでくれて、5時頃帰宅。脳神経外科が近くにあってよかった…。

ロキソニンのおかげで頭痛は治まり、そのあとは寝ることができた。今日は仕事はとても無理そうなので休むことに決めて、目覚ましは8時半頃にかけておいたところ、目覚ましが鳴るまで眠ることができた。起きてみるとまだ吐き気はあったけど、頭痛はもうなかった。職場に状況説明と休むことをメールで連絡したところ、みなさんとても心配してくださって申し訳ない…。そのあとは昼過ぎまで眠り、お昼ご飯はあまり食欲がなかったけど、王子が家にあったおかゆのパックを持ってきてくれたのですこし食べることができた。夜も残りのおかゆを食べて、あとはシャワーを浴びた時間以外はひたすら寝ていた。吐き気がまだ少し残っているけど、頭痛はその後ぶりかえしていないので、なんとか明日は在宅でなら仕事ができそうだ。

それにしてもいったい原因はなんだったんだろう。脳関係ではないということは三半規管系か、更年期障害系か。受験、旅行、入学式が終わって、少し気が緩んだのかな。近々人間ドックとか受けた方がよさそうだな。