10周年記念旅行

miwa3852007-10-07

時は5月に遡る。今年は結婚10周年。山あり谷ありの10年だったけど、なんとか一緒にやってこれたわけだし、何か思い出に残ることがしたいな〜。でも金欠の王子にはとてもスイートテンダイヤモンドをプレゼントしてもらうことは期待できないし。私からプレゼントしようかなと思ってネットでいろいろ探してみたけど、これといってピンとくるものがなかった。二人でレストランで食事…とかかなぁ。あれこれ悩んだ末、思い出の地を旅行することにした。私の独断で日程を決め、宿を予約し、当日まで王子には行く先は告げず、「旅行に行くから」とだけ言っておいた。そしてそれとは別に、記念品を残したいと思い、色々考えたところ、やはりここは木彫職人のエイミーに作ってもらうことにした。漠然と「ウェルカムボードほど大きくなくて、10th Wedding Anniversaryとか二人の名前とか日付とか彫ってもらって、写真を入れるスペースがほしいです。模様(?)は Ivy がいいかな。具体的なデザインはセンスのいいエイミーと相談して決めていけたらいいな。期限は10月10日です。予算は●万円ぐらいまでなら出す覚悟です(笑)!なお、王子にはサプライズにしたいので秘密にしておいてね♪」と依頼。結局私の危惧をよそに王子は素敵なSweet 10のネックレスをプレゼントしてくれたわけだけど、せっかくなのでこの旅行と記念品については内緒にしておいた。
そして今日、二人の出会いの場所である長野県の野尻湖(厳密にいうと本当の出会いの場所は大学のgymだけど…)への旅行に出発!あまり早起きしたくなかったので、7時半頃起床し、9時過ぎに出発。ところが道は激混みで高速も大渋滞。ナビによると昼過ぎに着く予定だったのにどんどん到着時間が延びていき、結局昼頃にはまだ半分くらいの道のりが残っていた。お腹もすいたので横川のSAで昼食をとることにした。釜飯でも食べたいところだったけど、SAも混んでいて並ぶのが嫌だったので売店でおにぎりを買って外のベンチで食べた。ポカポカいいお天気で、芝生の上だったのでとても気持ちよかった。こんないい天気の日にずっと車で移動しているなんてもったいないなぁ。先を急ぐので食べ終わったらすぐにまた移動開始。嵐山あたりを抜けると渋滞も解消し、びゅんびゅん快適ドライブになった。子供達を思いっきり走らせてあげたくて本当は黒姫高原コスモス園に立ち寄りたかったけど時間切れであきらめ、次の目的地の野尻湖半に15時頃到着。もっと寂れた感じを想像していたのに結構賑わっていてみんな楽しそう。早速桟橋でアヒルのペダルボードを30分借りて野尻湖へ漕ぎ出した。初めてボートに乗る子供達は大興奮。ペダルは足が届かなくて焦げないけど、二人でハンドルをぐるぐる回して楽しそう。結構揺れて転覆するのではないかとひやひやだったけど、ライフベスト着用義務もないみたいだし、きっと転覆する心配はないのだろう。湖の真ん中あたりに浮かぶ弁天島まで行って戻ってきたけどまだ10分ほど時間があったので、あ〜第3野尻湖丸だ〜懐かしいな〜などと感慨にふけりながらしばらく漂った。ボートを降りた後は、子供達のおやつコールもあったので、特別にソフトクリームを食べた。バニラ味とブルーベリー味をひとつずつ買って4人で分けたところ、クリームを口の周りにいっぱいつけて泥棒のようになって楽しそうに食べる子供達。たまにはこういうご褒美もあげなくちゃね。
まだ時間があったので思い出の地であるキャンプサイトに行くことにした。今いる桟橋からはほぼ真反対にあるので野尻湖をぐるっと半周ドライブ。一緒にスタッフをやったとき、本番のキャンプの前に下見に来てここをずーっと歩いたんだったな〜と懐かしく思い出した。しかしすごい距離だぞ。本当にこんな距離全部歩いたんだっけ?しかも山登りまでしたよな。若いってすごいな〜。目的のYMCAのキャンプサイトは門がしまっていて入れず。立ち入り禁止となっているのに無理矢理入ろうとする王子。絶対駄目というと「つまんない」と言いやがった。なぬ〜。おまえ、人がせっかく企画してやった旅行中に「つまんない」だと??!!憤慨するも、なんと言われようと駄目なものは駄目。「そんなにいきたいなら一人でいけば?」と冷たく言い放ち、オレンジロードも見ることができて満足した私はすかさず今晩の宿へ車を走らせた。
宿はもちろん「芙蓉荘」。前述の下見のときにも泊めていただいたし、卒業後、2000年に当時一緒にスタッフをやったメンバーで集まって泊まったのもここ。チェックインしてしばらく宿の桟橋でのんびりした後、ご飯前に先にお風呂を済ませた。アルバートがどうしても私と入りたいというのでウィリアムに「おとうさんと一緒でいい?」と聞くと「うん」と言う。ほんとか?と思いつつ、夕飯まであまり時間がないのに2人とも入れるのは大変なのでアルバート&私、ウィリアム&王子で分かれて入ることにした。ところが服を脱いでお風呂場に入ったとたん、王子の声が聞こえてきた。ウィリアムがおかあさんを求めて泣いているとのこと。幸いそのときは他のお客さんがいなかったので裸んぼになったウィリアムを女子風呂につれてきてもらい、結局二人とも私が入れるはめに。やれやれだ。早く女子風呂に入るのが恥ずかしいと思うぐらい大きくなっておくれ〜(遠い目)。
お風呂の後は食事。こんなに豪勢だったか?と思うぐらいたくさんのお料理が並べられていた。子供はアルバートの分だけ頼み、それをウィリアムと分けたのだがそれでも余るぐらい十分な量。他に老夫婦が一組だけだったので落ち着いた雰囲気の中楽しく食事することができた。お腹いっぱいになり、部屋に戻ってしばらくの間、宿の方が敷いてくださった布団にゴロゴロしながら日米対抗フィギュアのエキシビションを観た。その後王子が部屋を出ている隙に枕元にエイミーが作ってくれた記念品の写真立てを設置。包装を見て「なんだこれ?」私:「あけてみ」王子:「写真撮った?」私:「まだ」とういわけでとりあえず包装された状態で写真を撮る王子。そして開封。「お〜かっこいい〜!」子供達もわらわらと寄ってきて「かっこい〜!」と口々に叫ぶ。そうなんです、とても素敵なものが出来上がったのです。Thanks to Amy!エイミーからの贈り物として小さい羊の木彫りもつけてくれたのだが、これはすっかり子供達の心をとりこにしていた。羊はアルバートの干支なので、今度ウィリアムの干支の酉をお願いしなくては。そんなこんなでまだ20時台だけど、とりあえず寝ることに。家族だけの旅行なので夜の宴会もない。実に健康的だ。
写真はエイミーが作ってくれた写真立てと羊さん。本のような形になっていて、写真用の穴はIvyの葉っぱの形に繰り抜かれている。真ん中に2人の写真、左右に子供達の写真を入れてもらった。私の期待以上にステキなものができあがった♪